眩

どうでもいいような、どうでもよくないような、知り合いの、「お気持ち」私には何も関係がない、が届いて、部屋の上の方に滞留して、そのあとどうなるのか分からない。軽くてコツコツ音がするボールが骨の中、首より上で転がっている。爪先立ちでいるときにそんなことを聞かないでほしい、あなたの甚だしい勘違いが、眩しくて、眩しいと目を細めた私が、あなたの夜の、敵になりませんように。

本当に生きているっぽいことなんて別に、敢えて知りたくはなくて、なんでそんなことするんだろうって一瞬でも思ったことが、あなたに伝わったら、あなたはそれを無かったことにするだろうけど、だから伝えないことによって殆どのものは存在して、許されているのだろうけど、最初にくぐり抜けるべき自身のゲートが確実にいちばん厳しいのだから、それをくぐってきてくれてありがとう、私は何も言わない。

眩しい。眩しくてよく見えない。もう正常な判断ができない。自分の身体もよく見えないくらいで困る。

あなたが欠伸をしているのを盗み見ていた、友達にこっそり話していた、あのときの視界は今でも鮮明に再現できる。結局夜を眩しい眩しいと繰り返してたくさん頭がおかしくなっても、覚えていたり作り上げたり、便利な身体ががんばってくれる、眩しいと思うときの濁流が動力になって、自律神経おかしくても

知られたら知られるほど難しくなる、眩しくさせるのは。いっぱいいっぱい楽しもうね。ずっと目は死んでるけど、楽しいときは楽しいから。分かりにくくて、ごめんけど、よかったね。