2/26の日記

今日も12時からバイトに行った。その前にセブンイレブンで厚焼き玉子が挟まれたサンドイッチを買って食べたけどケチャップの味付けが成功していない感じがした。授業中に生徒が登録しているYouTubeのチャンネル一覧を見せてもらったら結構変でおもしろかった。

バイトの後は山手線で日暮里に行って、谷中銀座商店街を歩きつつ谷中のトタンというギャラリーで詩と刺繍の展示を見た。作家さんがわざわざ階段を上がって話しに来てくれた。手書きをトレースしているように見えた刺繍の文字は、それだと重くなるからとワードの明朝体をなぞっているらしく、徹底的に手作業っぽい作品にデジタルな工程が挟まっているのが面白いと思った。偶然かわからないけれど戦争を連想させる詩があって、それが一番好きだった。

そこからは4kmほど歩いて家まで帰ることにした。途中で初めて入る喫茶店に寄ってアップルパイを食べた。あまくてぐずぐずでコーヒーにすごく合っておいしかった。無愛想なマスターが常連さんと談笑しているせいで接客の時の冷徹さが際立ってこわかった。

コムデギャルソンの服を2着所有するようになったので、今は『相対性コムデギャルソン論』という批評集を図書館で借りて読んでいて、すごく面白い。知識が無いながら漠然と、過剰な装飾と同居する禁欲性みたいなものが自分の志向にそぐうなあみたいなことを考えていたけれど、それが服に現れている背景とか時代と照らした時の意味性みたいなものがぶわーーと知れてうれしいのと同時に、セクシャルなものに対してフラットさを徹底する姿勢に自分はどう乗っていくかみたいなことを考えたいと思う……(21歳の目標にえちえちお姉さんを掲げているため)。千葉雅也さんのインタビューコーナーで、客体としての女性性の対になるものとして「コムデギャルソン=少年のような」を置いているのは、男性像が潔癖すぎるのではないか、メンズファッションがウィメンズファッションに対して身体性を強く意識してこなかったことがまだ克服されてないんじゃないか、みたいなことを言ってるのがおもしろかった。

帰路の途中ひさしぶりに某スーパーに寄ってブロッコリー手羽元を買い、帰宅してからそれらを塩胡椒オリーブオイルのシンプルなスープにした。

勉強をしたかったけれどやたら読書が捗る日だったので無理だった。明日は頑張りたい。

 

珍しくスタンダードな日記ですね