最近のできごと

・3回目のワクチン接種のために東京大学本郷キャンパスに侵入した。浮いてないかドキドキしたけど分かるわけないね……。高校生のとき、一度父親と5月祭に来たことがあった以来で、一番大きな食堂がかなり綺麗になっていてびっくりした。昔の記憶は嶽本野ばら『純潔』(←かなり好きな小説)に出てくる大学の食堂に勝手に重ね合わせていたので変わっていてちょっと切なかった。

・よく飲みにいく高校の同級生と新大久保でお昼から色んなものを食べたり飲んだりした。その子は初めて来たらしくしきりに原宿みたい〜と言っていて、確かに私が小中学生の頃に憧れていた若者の街としての原宿はここに移ったんだな、と思いつつ、やっぱり新宿の嫌さはあるんだけど、当時の原宿よりだいぶ安全な感じがある気がした。サムギョプサルをはじめて食べたけど、本当はもっと美味しいんだろうな。会話の中で犬、という呼称になる人物が発生して酷すぎておかしかった。

・最近開店したらしい無人の古本屋に散歩がてら初めていったら店主の人がたまたまいて少し話した。サラリーマンをしながらこういうことやってます、みたいな人の、繊細さを覗かせながら飄々とした独特の感じ、あるよなあ。文章を書く仕事を貰えて嬉しいけど、テーマを聞いて面白いことを書ける自信がなくてちょっと悩んでいる。

・去年知り合った、おそらく5歳以上年上の大学院生の方とご飯に行った。気をつかう部分もありつつ、底にかなり近いものを感じて安心する。商店街の占い師の声が筒抜けだった話をずっと面白がれて楽しかった。こういう人と頻繁に会ったら本当に大丈夫になるかもしれないなと思う。

島本理生『あなたの呼吸がとまるまで』を読み返していたらもっと読みたくなり、文庫の最新刊の『夜はおしまい』を読み (それはあまり楽しめなかったけど)、続けて古本屋で『Red』も買ったので読み始めるとすごく面白くて、500ページあるのに2日で読み終えてしまった。冷静になると登場人物はみんなかなりおかしい、のだと思うけど、それを忘れるほど正直な感情の強度があってやっぱり一番好きな作家だと思う。(男が元愛人の生理周期を推測してるのはさすがにやばいけど、それもやばくないのでは……?になるくらいの説得力がある)末尾のアナザーストーリーで娘が主役になっていて、自分はこういうのが好きなんだな、と気づいた。

・図書館でESを書くと捗ることに気づいた。北川透『現代詩前線』、井戸川射子『する、されるユートピア』、北野正人,佐川健太郎『就活ジプシー』、あとはオンラインの就活マニュアルみたいな本を借りた。勤勉で草。

・就活で言うと結構本命だったし手応えもあった会社に一次面接で落ちたり説明会に遅刻したり面談を寝過ごしたりしていて全然順調ではないしもっとがんばれよと思うのでもっとがんばります……ちゃんとしたいほんとうに……

・春っぽい明るい色の、でもどっかこだわりのある、でも着やすい、カーディガンが、欲しすぎるッ

・かわいいレターセットを買ったので遠くの友達に手紙を書いた。

・自炊を頑張ろうという機運があり春キャベツを食べたりお味噌汁を作ったりしている。今は菜の花が食べたい。菜の花とあさりをどうにかしたい。