9/10 日記

気分によってみんなが楽しそうに見えたり怒って見えたりすることを、何回も何回も繰り返しているのに、今でも毎回、しくみがわからなくて怖いと思う。

大丈夫に見えることくらいもう分かっているし、主体性を奪われるような侵入は拒みたくなることもわかっているのに、どうしても待って、待ってしまう。

他人が勇気を出してしたことの勇気がどこにあるかわからないのに、自分が苦しんでしたことの苦しみもすぐに忘れてしまうのに、どうして感情操作なんてことをしないと生きていけないの。

前に進めないのと同じように後ろに進めない人がいる。そのことが決まっていて、揺らがなければもしかしたら。

悲しいことを忘れないために利用される悲しいことなんて。私の昔の私なんて。

約束が法律で禁止された場合に、人が集まる広場に、行ったことがない人。

人の、意味の、連関と切断。

絵文字があったからそれになった感情。

日記がだんだん詩、めいてくる、という、自分の潮流の中に、回収されていく日記。