9/30 日記・近況

久しぶりに早起きできたので朝から大学に行っていろんな用事を済ませた。しばらく作業をする予定だったけど急に国立近代美術館のリヒター展に行った方がいい気がして移動した。でも金曜の昼とはいえ終了2日前で、配っていた整理券の時間がバイトの始まる時間だったので諦めた。一瞬、「私はいつもこう」とか、「そうなるべくしてそうだった」とか、こういうときのあるあるの思念がよぎったけど、別にどっちでもないなと思いながら淡々と受け入れて、Googleマップで一番近かった喫茶店まで歩いた。アイスコーヒーを頼んで、短歌を作ろうとLINEのノートを眺めていたら、オーナーの女性が「なんかつまんないな〜って感じ?」と隣の席に座り、誕生日占いの本と、動物の写真にフレーズが添えられた本を私に差し出した。東京の喫茶店でこういうことは珍しい、というか経験したことがなかったので面白い。私は多分一人でいるとき「なんかつまんないな〜って感じ」の雰囲気しか醸してない、な……。私には、信じ込めるレイヤーの私がいるので、誕生日占いの自分の誕生日のページをすべて読み、なんでこんなに当たってるんだろう、と思い、好きな人の誕生日のページを読み、ほとんど当たっていなかったので安心した。後ろめたさを感じながらも自分で持ってきた吉田秀和『ソロモンの歌 一本の木』に切り替え、オーナーさんが、既婚者のお客さんに惚れ込まれている話を常連さんにしているのを聞きながら読み進めた。

ーー近況ーー

神奈川県立近代美術館葉山館でみたアレック・ソスの展示がとても良く(人間への興味のあり方とか、関わりの全てを自分のあり方に繋げて考えてゆく感じ、恐れがあるのかないのか分からない感じ、写真の雰囲気 が好き 写真も、絵とか彫刻とかそういうものとそんなに変わらないんだなと思った……ということもありリヒターを見たかった)、案の定(?)写真もやってみたくなり、というか元々写真のセンスが全くないという自負があったので、とりあえず初手の良い写真のコードに乗せられる写真は撮れるようになりたい、みたいなことを思った。ので、その日から毎日写真を撮って好きな人に送り、感想をもらうということをしている(1週間続いている)。素朴に、写真を撮るつもりで外を歩くと視界の解像度が上がるな、とかを思う……短歌ではあんまりそうならなかった。iPhoneを新しくしたい。

・短歌をつくっている人と短歌の話をした。こうやってブログに日記を書いていると特定の誰かの話を勝手に書くのは憚られるから、思考の癖に増して益々自分のことにばかり落としてしまう、でも話した相手が私と話したことを通して自分のことを考えていたら嬉しいから、いいのかな、そういうことでもないか。自分より少し長く、とか、かなり長く短歌を続け、いろんなことを考えている人の話を聞くことが最近多くて、でも自分がこれからどうしていくのかあんまり分からない。ただ、好きな作品を書く人を誘って、時間をかけて残る本を作ったりしたいなと少し考えている。

・最近あんまり不安でもないしこわくもないです。

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